JSNトップページ > ニュース記事

最新ニュース

ロシア極東の中古車輸入は増加を続ける

 極東の税関を通じて輸入される自動車の数が前年同期比で増加を続けている。2010年1月〜7月の7ヶ月で極東の税関を通じて輸入された輸送手段(自動車、モーター式輸送手段、貨物輸送機材を含む)の台数は前年同期比40%増の7万5472台となった。8月19日付で極東税関局広報部が伝えた。
 2009年1月から自動車輸入関税が大幅に引き上げられたことを受けて、同年に中古車をはじめとする自動車輸入台数は激減した。2008年全体で極東税関を通じた輸入台数は53万4600台であったところ、2009年全体では8万2245台に過ぎない。しかし、2010年に入って景気の回復とともに自動車輸入台数は着実に伸びている。
  だが、税関関係者によれば、8月に入って日本、韓国、中国からの自動車輸入台数は減ってきているという。6月から7月にかけて税関倉庫は輸入中古自動車で一杯であったが、現在その状況は解消されている。(8月19日付ロシイスカヤ・ガゼータ)
 9月に新技術規定が発効することで右ハンドルをはじめとした外国車の輸入が困難になる可能性を懸念する輸入業者は多い。税関関係者等によれば、これらの業者が9月前に在庫を確保するためにまとまった台数の自動車を輸入する「駆け込み需要」が、ここ数ヶ月の輸入台数増加を支えた可能性もある。(8/19)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信860号より抜粋)




page top