JSNトップページ > ニュース記事

最新ニュース

映画映写システム開発会社IMAXがロシアで上映館を拡大

 臨場感の高い映画上映システムIMAXを開発するカナダのIMAX Corporationが、ロシアの3D対応映画館チェーン「シネマパルク」と提携し、14のスクリーンにIMAXシステムを導入すると発表した。7月27日付でシネマパルク社プレスリリースが伝えた。
  IMAXシステムは通常の3D映画システムよりも大型スクリーンでの上映に適した高度なものとされ、導入費用は通常の3Dシステムが1スクリーン約15万jに対し、IMAXは1スクリーン約150万jとされる。同システムは2010年3月31日現在、世界47カ国の438のスクリーン(うち316が商業施設)に導入されている。
  ある映画館関係者によれば、通常、映画館はライセンス料としてIMAX社に入場料の5〜10%を支払う。また、IMAX用に製作された映画以外の上映は禁じられているという。IMAX社のゲルフォンドCEOによれば、2009年のロシアでのIMAX対応映画館の売上は480万j、2010年は第1四半期だけで900万jだったという。(7月28日付ベドモスチ紙)
  シネマパルク社は現在全国で16の映画館(スクリーン数は合計133)を展開する映画館チェーンで、親会社は金融グループ「インテルロス」傘下のホールディング会社「プロフメディア」。今回の提携ではIMAXを導入したスクリーンを今年末までに最低3つ(サラトフ、ボロネジ、ノボシビルスク)、2012年末までにさらに7つオープンすることが明らかにされた。またシネマパルク社の既存の映画館でも4つのスクリーンでIMAXが導入される。(7/28)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信858号より抜粋)




page top