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電機大手フィリップスが露エレクトロンと共同でハイテク医療機器を開発

 電機大手のRoyal Philips Electronics(本社オランダ)がロシアの医療機器メーカーであるエレクトロン社と共同でCT(コンピュータ断層撮影)機の開発・製造を行なうことを決定した。5月19日付でエレクトロン社プレスリリースが伝えた。
 両社は昨年から事業提携の内容について協議を重ねてきた。最初に手がける製品は最新のCT機で、今年中にロシアで発売の予定。その後、サンクトペテルブルクにあるエレクトロン社の科学研究・生産複合施設を拠点としてMRI、レントゲン、超音波診断装置(エコー)等のハイテク医療機器の開発を共同で進めていく予定。専門家の評価では、ロシアでは約3500台のCTスキャナ、約2000台のMRIシステムの需要があるという。
  「フルサイクル・イノベーション・パートナーシップ」と銘打たれたこの事業提携では、技術交換及び、今までロシアが輸入していたイノベーション製品を国内で共同開発することに重点が置かれている。フィリップスヘルスケアの新興市場担当CEOロナルド・デ・ヨング氏は「ロシア市場のリーダーと提携することで、医療施設や患者の方々の需要に最適な製品やソリューションを提案することが可能となる」とコメントしている。(5/19)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信849号より抜粋)




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