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ロシアのドライバー達は日本車輸入禁止に抗議

ロシアでは2010年9月23日以降、日本製自動車の輸入が実質上禁止される可能性がある。このような報道がロシアのプレスをにぎわせ、日本車を好むロシアのドライバーや日本車の輸入販売を行うディーラー達が抗議の声を上げている。
問題となっているのは主に「車輪式輸送手段の安全性に関する技術規定」における自動車の認証番号(VINコード)に関する規定である。9月10日付ロシア連邦政府決議により承認され、9月23日に公式掲載された(*)。
この技術規定に従えば、ロシア国内で登録し運転するためにはこの認証番号が17桁でなければならない。日本で製造された自動車では相応する番号が11桁しかなく、ロシアに輸入しても実際に登録が出来ないという可能性が、ロシアの各紙で指摘されている。
日本車輸入規制の可能性を懸念するドライバー達は、10月24日にロシア全国各地で大規模な抗議デモを行う意向である。「黙っていたら、政府はこれからも我々の利益を犠牲にして勝手な決定を行い続けるだろう!全てのドライバー達、抗議の意思を持つ市民に、それぞれの町で抗議運動を支持するよう求める」とロシア自動車所有者連盟の代表者らは、同連盟の公式サイトを通じて訴えている。

注:2009年9月10日付政府決議720号「『車輪式輸送手段の安全性に関する技術規定』の承認」は9月23日、ロシイスカヤ・ガゼータ紙に掲載された。公式掲載日から12ヶ月が経過した時点、つまり2010年9月23日に同決議は発効し、上述の技術規定が効力を持つことになる。

(週刊ダーリニ・ボストーク通信818号より抜粋)




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