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APEC建設案件への外国下請け企業選定が進む

2008/10/14 週刊『ダーリニ・ボストーク通信』770号

 地域発展省のニコライ・アシュラポフ副大臣によれば、現在ルースキー島連絡橋をはじめとするAPEC関連建設案件の下請け建設業者の選定が進められている。10月6日付で、本誌現地記者が伝えた。

 ルースキー島連絡橋の本格的な建設は2009年春に開始される予定であり、既にルースキー島部での橋の建設準備作業は始まっている。10月3日に運輸省連邦道路局(ロスアフタドル)極東支部長イーゴリ・ズバレフ氏(APEC関連の道路・架橋インフラ整備の責任者)が発表したところによると、ルースキー島連絡橋の斜張構造は複雑さを極め、現在世界で対応する建設技術を持っているのはフランスと日本の企業しかない。ズバレフ氏によれば、最終的にどの企業に発注するかは、工費や作業期間を考慮したうえで総請負主である建設会社「モスト」社が決定する。

 また現在、カザフスタン、中国、韓国でウラジオストクAPEC関連建設案件の下請け業者を探す作業が始まっている。アシュラポフ副大臣は、下請け業者選定の目的で近いうちに韓国を訪問する予定である。権 泰釣(クォン・テ・キュン)韓国政府知識経済部貿易投資室長がウラジオストクを訪問した際に、APEC建設案件の下請け業者を韓国企業から探す計画について合意がなされた。

 ロシアでは連邦や市が発注する建設案件の総請負業者には、ほぼ確実にロシア企業が選定されることになる。建設や設計に関する国家発注案件の入札に参加できるのは、ロシアにおける法的基準と国家標準規格(GOST)に従って業務を遂行するライセンスを有する企業だけである。そうなると必然的に、ロシア企業が総請負業者となる。外国企業が、ロシア国家発注建設案件に参加するには、ロシアの総請負業者の下請け業者となることが一番現実的な参加形態である。(10/6)




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