JSNトップページ > ロシア資料館 > 解説集 > 文化・スポーツ

文化・スポーツに関する解説集

1.ロシアの世界遺産

1.サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群(文化)、2.キジ島の木造教会(文化)、3.モスクワのクレムリンと赤の広場(文化)、4.ノブゴロドの歴史的建造物群とその周辺地区(文化)、5.ソロヴェツキー諸島の文化・歴史遺産群(文化)、6. ウラジーミルとスズダーリの白石の建造物群(文化)、7.セルギエフ・ポサドのトロイツェ・セルギー大修道院の建造物群(文化)、8.コローメンスコエの昇天教会(文化)、9.コミの原生林(自然)、10.バイカル湖(自然)、11.カムチャツカ火山群(自然)、12.アルタイのゴールデン・マウンテン(自然)、13.西コーカサス山脈(自然)、14.カザン・クレムリンの歴史遺産群と建築物群(文化)、15.フェラポントス修道院群(文化)、16.中央シホテ-アリン(自然)、17.デルベントのシタデル、古代都市、要塞建築物群(文化)、18.ランゲル島保護区の自然生態系(自然)、19.ノヴォデヴィチ女子修道院群(文化)、20.ヤロスラブル市街の歴史地区(文化)、登録年順、日本語訳は社団法人日本ユネスコ協会連盟ホームページからの引用。

2.ユネスコはバイカル湖地区-世界自然遺産を保護したい意向

10月末にバイカル湖周辺のESPO石油パイプライン建設予定地を視察したユネスコ世界遺産委員会のミッションは、ロシアを去る前に次のような指摘を残していった:「経済成長への志向と生物の多様性を保存したいという希求の間のバランスをとろうとする際に、ロシアも含めいくつかの国の場合、政府の複数の組織がこれに関わり、互いに相容れない言動をすることがある。しかしながら、その国が負った国際的な責務に矛盾しない解決方法を見出すことが重要である。ユネスコ世界遺産委員会は、“このプロジェクトのロシア経済発展にとっての重要性を理解するが、それでもなお、いかなる状況の下においても、これほど危険な施設をバイカル湖地区-世界自然遺産を経由して敷設するのを支持することはできない”」(コメルサント紙ハバロフスク版11月02日)

ユネスコと「グリーンピース・ロシア」など一連の民間団体は、これまで天然資源省と協力してバイカル湖岸沿いにパイプを敷設する計画には反対運動を繰り広げてきた。これらの有力な組織および団体は、ロシア天然資源省と異なり、今に至るも反対の態度を変えてはいない。さらに、10月末からは、一群の有名芸能人と歌手たちが、これらの反対運動に加わり、「バイカル湖よ、生きよ!」と銘打ったキャンペーンを展開している。

3.プロサッカーチーム「ルーチ・エネルギヤ」

クラブ設立は1952年。設立時の名称は「ディナモ」、1958年に「ルーチ」、2004年に現在の「ルーチ・エネルギヤ」に改称。ルーチとは光や光線の意。チームカラーは黄色と青。沿海地方行政府、電力会社ダリエネルゴ、ウラジオストク市がチームの運営に携わるが、今年2月、通信会社ダリスビャジとメインスポンサー契約を結んだ。

監督を務めるセルゲイ・パブロフ氏は、過去に3度、クラブを一部リーグに昇格させた実績のある“昇格請負人”。昨年もルーチを1stディビジョン(2部)優勝に導き、見事その期待に応えた。

主力選手は、昨年2部の最優秀DFに選ばれたウラジミル・カザコフ、昨季19ゴールを挙げた197cmの長身MFドミトリー・スミルノフ、2得点で今季初勝利に貢献した右ウイング−アレクセイ・イワノフなど。今季のロシア一部=プレミア・リーグは、昨季優勝のCSKAモスクワが首位を走る。強豪スパルターク、ロコモチフは開幕ダッシュに失敗し、下位に低迷している。

ルーチが、一部リーグでプレーしたのは、ソ連時代も含めて1993年の1シーズンのみ。このときは、勝ち点1の差で降格、主力選手がチームを去り、その後地域リーグの2部に落ちるまで低迷した。今季のスローガンは「最高リーグ(一部)にいよう!」。13年前の苦い記憶を教訓に一部残留を目指す。

<<用語集一覧へ戻る



page top